ショッピングモール経営と仕事について
世界中に増え続けるショッピングモール・商業ビル。日本では、三井不動産系の「ららぽーと」やイオン系の「イオンモール」、JR系の「ルミネ」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
では、そもそもショッピングモールとは何か?
大規模な商業施設を指します。
ショッピングモールとショッピングセンターの違いは?
特に両者の違いはなく、どちらも同じです。
こちらでは、ショッピングモール経営は、どのようにしているのか?具体的にどのような仕事をしているのか?を説明します。
ショッピングモール経営は、未来を予測し続ける仕事
ショッピングモールの経営は、とてもシンプルです。
「土地を仕入れて、建物を立てて場所を貸す」
たったこれだけなのです。
では、ショッピングモールの経営は具体的に何をしているのでしょうか?
「建物の価値を高めて、賃料を増やす」
たったこれだけです。
言われてみれば、非常にシンプルということがわかるのではないでしょうか。しかしながら、ショッピングモール経営は常に考え、常に未来を予測し続けなければなりません。
たとえば、ファストファッションで有名なH&M。
2008年に日本に初上陸したH&M(エイチ・アンド・エム)は、日本進出1号店の銀座店を閉店することが決定しました。
2008年当時、外資系のファストファッションが日本に上陸したということでテレビやニュースで取り上げられていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか?
H&Mが日本進出後、それに続いてZARA(ザラ)、OLD NAVY(オールドネイビー)、FOREVER21(フォーエバー21)なども続々と日本に上陸してきました。2008年当時の日本はファストファッションブームだったのです。
しかし、10年後どうなったか?
OLD NAVY(オールドネイビー)は2017年1月に完全撤退。ZARA(ザラ)やFOREVER21(フォーエバー21)は、ほとんどテレビでも取り上げられなくなっています。
唯一、H&M(エイチ・アンド・エム)が全国に出店し続けており、今後は小型店などの開発にも乗り出すという発表もありました。
このように未来を予測し、ショッピングモール経営を考え続けることは非常に難易度が高いものです。
ショッピングモール経営は、3年から5年後のあるべき姿やトレンドを予測した上で現状との差を把握し、全て計算し尽くした緻密な計画が必要なのです。
ショッピングモール経営は、未来を予測し続ける仕事です。
ショッピングモール経営に必要な知識と求める人材
ショッピングモール経営は、難しそう。誰でも出来るのか?
もちろん、誰でも出来ます。
未来を予測し続けると言っても、誰にも3年後・5年後のことはわかりません。もちろん正解は無いのです。しかし、世の中のトレンドや人気のお店などに目を向けてアンテナを張っていると、おおよその未来予測は可能です。
このお店、絶対に有名になる。
このお店、大人気店になる。
ショッピングモール経営に携わると1年も経てば、すぐにわかります。よくベテランの警察官が犯罪の匂いがする。怪しいヤツを見てるとすぐわかる。こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
ショッピングモール経営も同様です。
1年も経てば、知識・能力は身につくでしょう。ただし、優秀な上司や先輩の存在は必須です。組織に恵まれなければ、1年経っても10年経っても結果を出すことは難しいでしょう。
さて、ショッピングモール経営の必要な知識を独学で学ぶことが出来ないか?
そのように考える方もいるはずです。
もちろん独学も可能です。
ただし、実務経験が必要です。
ショッピングモール経営に必須な知識とは、店舗運営ノウハウ・経営ノウハウ・人材マネジメントなど、店長という職歴・実績を持っている人が最も強い人材になります。
ショッピングモールの優秀な人材は、ほとんどが現場経験の実績があり、且つ、店長や責任者などの経験が豊富にある人です。
これが優秀な人材の共通点。
ショッピングモールに出店し、数字が伸び悩んでいる店舗、出店したものの目標に届いてない店舗をお持ちの方は、ショッピングモールの担当者で優秀な人材を見つけ出してみてください。
必ず良いヒントがもらえるはずです。
必ず数字を上げてくれるはずです。
あなたのお店は、優秀な人材と巡り会えるかどうかで結果が変わます。
こちらは、実体験に基づいた本当の話。
ショッピングモール経営で専門店が成功するノウハウとは
今回、ご紹介した「ショッピングモール経営で専門店が成功するノウハウ」は、出店者側・商業施設側のどちらにも当てはまる内容でまとめてみました。
出店者側は、ショッピングモールで優秀な人材を見つけ出してください。
商業施設側は、経験が豊富で考える力を持った人材を見つけ出してください。
どちらも難しいことではありません。
コミュニケーションを取れば、すぐに相手のことはわかるはずです。
とくに出店者は、成功するために今すぐ行動しましょう。
しかし、施設の中には担当者制を取っているショッピングモールもあります。その場合、本社や本部から直接連絡を入れてもらい、アポイントを取って、能力のある人との面談を実施してもらうことです。
施設側の責任者(トップ)と話をすることで、優秀な人材を紹介してもらうことも出来ます。
ショッピングモール経営で成功するためには、毎日話しかけるくらいのことがあって当然のことです。
情報収集は自ら取りに行きましょう。